Self-Reference ENGINE
Self-Reference ENGINE (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 円城塔
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/02/10
- メディア: 文庫
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内容紹介
ここには見事なまでに、何も無く、そして全てがある。佐々木敦(批評家)
……少し足しすぎたかもだけど、それが風味を出している。
前田塁(文芸批評家)
彼女のこめかみには弾丸が埋まっていて、我が家に伝わる箱は、どこかの方向に毎年一度だけ倒される。
老教授の最終講義は鯰文書の謎を解き明かし、床下からは大量のフロイトが出現する。
そして小さく白い可憐な靴下は異形の巨大石像へと挑みかかり、僕らは反乱を起こした時間のなか、あてのない冒険へと歩みを進める――
軽々とジャンルを越境し続ける著者による驚異のデビュー作、2篇の増補を加えて待望の文庫化!
内容(「BOOK」データベースより)
彼女のこめかみには弾丸が埋まっていて、我が家に伝わる箱は、どこかの方向に毎年一度だけ倒される。老教授の最終講義は鯰文書の謎を解き明かし、床下からは大量のフロイトが出現する。そして小さく白い可憐な靴下は異形の巨大石像へと挑みかかり、僕らは反乱を起こした時間のなか、あてのない冒険へと歩みを進める―軽々とジャンルを越境し続ける著者による驚異のデビュー作、2篇の増補を加えて待望の文庫化。
虐殺器官を読み終えたあと、すぐに読み始めようと思っていたけど中々読むことができなかったけど、4ヶ月経ってようやく読了。
個々のエピソードのつながりとか考えずに読んでいた。個人的には、日本の古い屋敷の「僕」の家に伝わる謎の箱の話『02 BOX』と死んだ祖母の家の床下から22体のフロイトが出てくる『09 Freud』が特に面白かった。
解説で一篇一篇それぞれのことが書いてあり、読み終わったあとによくわからなかった、気にしなかった部分が説明されてありそうなんだとそこで初めて気がついた。