ダリの繭

ダリの繭 (角川文庫)

ダリの繭 (角川文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
幻想を愛し、奇行で知られたシュール、リアリズムの巨人―サルバドール・ダリ。宝飾デザインも手掛けた、この天才の心酔者で知られる宝石チェーン社長が神戸の別邸で殺された。現代の繭とも言うべきフロートカプセルの中で発見されたその死体は、彼のトレードマークであったダリ髭がない。そして他にも多くの不可解な点が…。事件解決に立ち上った推理作家・有栖川有栖と犯罪社会学者・火村英生が難解なダイイングメッセージに挑む。ミステリー界の旗手が綴る究極のパズラー。

火村英生シリーズ、2作目。同じキャラクターが主人公のシリーズが異なる出版社から出ているのは一般的にはあまり珍しくないかもしれないけど、個人的にはあんまりそういうことをしているシリーズのものは読んだことはなかったので珍しく思った。
謎が入り組んでいて考える気にならない(なっても解ける気がしない)なあ。最後の二転三転とするスピーディーな展開になってからはあっという間に読み終えた。