きれいなお城の怖い話

内容(「BOOK」データベースより)
狂気、殺人、拷問、毒薬、悪魔、サディスト…きれいなお城には、恐怖がいっぱい。みずからの欲望と快楽のはてに、血塗られた歴史を作り上げた十人の悪女・怪人の姿を、浮き彫りにする。600人の娘を殺した伯爵夫人エリザベート・バートリ、倒錯の愛に生きたサド侯爵、美少年を誘拐し、肉体をむさぼり、あげくのはてに惨殺した同性愛者ジル・ド・レなどが登場する。

桐生さんの本は少し興味があったが読むのははじめて。ホラーはすごく苦手なのに、こうした過去に実在した人物のグロテスクな話はあまり抵抗なく読めるのは何でなんだろう。あまり現実にあった出来事でも実感しにくい(想像力が希薄なのかなあ?)のと、ホラーのようにじわじわと恐怖感が増すようなのが苦手なのかな。
数十ページと短くまとめられていてあまり怖くなくてよかった。ラスプーチンの話はラスプーチンには興味があったけど、そのエピソードはあまり知らなかったので面白かった。