緋色の研究

緋色の研究 (新潮文庫)

緋色の研究 (新潮文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
文学の知識―皆無、哲学の知識―皆無。毒物に通暁し、古今の犯罪を知悉し、ヴァイオリンを巧みに奏する特異な人物シャーロック・ホームズが初めて世に出た、探偵小説の記念碑的作品。ワトスンとホームズの出会いから、空家で発見された外傷のないアメリカ人の死体、そして第二の死体の発見…と、息つく間もなく事件が展開し、ホームズの超人的な推理力が発揮される。

シャーロック・ホームズシリーズ』は読まなくちゃとは思ってはいたけどなかなか読めずにいたけど、ようやくまず1冊読了。この勢いでシリーズを読めていければいいな。
ワトスンが殺された男について、どういう人間だったのか全く知らないのに外見だけを見て、『こんな顔をこの世から葬りさってくれた男にたいして、感謝の念しかおこらなかったほど、それほど凶悪な相をそなえた顔だった。』などとめちゃくちゃに言っているのには笑った。
中盤で犯人が捕まってどうなるかと思ったけど、そのあとの第二部は犯人がその反抗をした背景について語られているけど、そこはあまり面白くない。ホームズ、探偵の代表として神秘的なイメージがあったので、思ったより人間味があるキャラなので少しイメージと違ったな。