そして二人だけになった

そして二人だけになった―Until Death Do Us Part (新潮文庫)

そして二人だけになった―Until Death Do Us Part (新潮文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
全長4000メートルの海峡大橋を支える巨大なコンクリート塊。その内部に造られた「バルブ」と呼ばれる閉鎖空間に科学者、医師、建築家など6名が集まった。プログラムの異常により、海水に囲まれて完全な密室と化した「バルブ」内で、次々と起こる殺人。残された盲目の天才科学者と彼のアシスタントの運命は…。反転する世界、衝撃の結末。知的企みに満ちた森ワールド、ここに顕現。

森博嗣さんの小説は好きだけど、最初は少しずつしか読めなかったので、ノンシリーズで500ページ以上あるので読み終えるのに案外時間がかかるかもしれないと思っていたけど半分くらい読んだところからは一気に読み終えることができた。
場所については最初の方から複数あるのかもしれないは思っていたけど、2人が最初から別々の場所にいたというところには気がつかなかった。もし別の場所を使うなら語り手たちの兄弟のパートを1章とかある部分だけ別の場所でやっているのかというのを2人がいた場所で起きたことだと誤認させるためだではないかと思っていた。
最後でその真相すらひっくり返されるというのには本当に驚いた。