“文学少女”見習いの、卒業。

“文学少女”見習いの、卒業。 (ファミ通文庫)

“文学少女”見習いの、卒業。 (ファミ通文庫)

内容紹介
もうひとつの”文学少女”の物語の、終わりとはじまり。
「わかったでしょう? 邪魔よ」 親友の瞳から、そう告げられた菜乃。しかも心葉は、そんな瞳とつきあうという! 仰天する菜乃の前に、さらに、瞳の過去――人を死なせたと噂された三年前、彼女の側にいた人物が姿を現す。瞳に何か起こっているなら、引くわけにはいかない! 心を決め、動きはじめた菜乃に、心葉は一冊の本を差し出し……。瞳が抱く秘密とは? そして、迫る心葉との別れと、菜乃の初恋の行方は――。もうひとつの”文学少女”の物語、堂々完結!

見習いもこれでラストか。次は挿話集の4巻、そして来年には『半熟作家と”文学少女”な編集者』が刊行予定とのこと、本編終わってもこの『見習い』と『挿話集』がそんなに間をおかずに刊行されていたから、終わったという感じが薄いから再開したと知った驚きも薄いなあ。でも、本編のあとの遠子先輩と心葉くんが見れるのは嬉しいけど。
『「忍成先生は、ボーイズラブのようであり……ロリコンのようであり、シスコンでした……」』(P119)酷い人物評で笑った。でも1つは当たってたけど。
303ページであかされる、冬柴瞳が弁当にイナゴを食べていた理由が酷いなあ。そんな食べ物がゲテモノに限定されるような場所なんてないだろうに。