バカが全裸でやってくる

内容(「BOOK」データベースより)
僕の夢は小説家だ。そのための努力もしてるし、誰よりもその思いは強い。お話をつくることを覚えた子供の頃のあの日から、僕には小説しかなかった。けれど僕は天才じゃなかった。小説家になりたくて、でも夢が迷子になりそうで。苦悩する僕のもとにやってきたのは、全裸のバカだった。大学の新歓コンパ。そこにバカが全裸でやってきた。そしてこれが僕の夢を叶えるきっかけになった。こんなこと、誰が想像できた?現実は、僕の夢である『小説家』が描く物語よりも奇妙だった。


入間さんの小説を読み終えたのは『多摩湖さんと黄鶏くん』に続き2冊目。1巻完結のものしか読んでいない、『電波女と青春男』『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』といった人気のあるシリーズものも読まなくては。
帯の文、過激だなあと思っていたら、作中の人物かい。106ページから124ページまでの執筆のシーンは壮絶だなあ。「あとがき」までが小説の一部、あやうく先に読んでしまうところだった。「あとがき」にもあるように、本当に「僕」って一体誰だよ。