空色パンデミック 2

空色パンデミック2 (ファミ通文庫)

空色パンデミック2 (ファミ通文庫)

内容紹介
大好評、狂騒と純真の「ボーイ、ミーツ、空想少女」第2巻。
結衣さんが「劇場型」発作を起こしたあの日、僕らはお互いの気持ちを確かめあった。でも、僕は確信を持てずにいた。僕の結衣さんへの好意もまた、彼女の発作によって植えつけられたものかもしれない――。そんなある日、今井心音という同級生が突然声をかけてきた。「あなたに話がある。私の名はブーケ・ザ・ボマー」新手の空想病患者!? もちろん無視しようとした。だが彼女がもたらした、世界改変をめぐる「真実」に僕は驚愕する。そして僕は、再び結衣さんを救うため、戦いへと身を投じることになった――。

ラノサイ杯の新規部門で一番投票が多かった作品。
『 森崎は青井を女と勘違いしている。そしてその勘違いは正しい。
 葵は自分を男だと思い込んでいる。そして、そう思い込んでいる上で、森崎に対して女の振りを続けている。
 青井曰く、いつまで森崎に勘違いさせられるか挑戦中』(P22)ということだけど、その次のページで、妹に森崎のことを『「お兄ちゃんの友達だよ」』(P23)と紹介しているのはさすがにバレるんじゃないか(こういう場合はバレるっていい方があっているかわかんないけど)。というか、青井の男っぽい部分があるのか良くわかんないな。青井が、1巻で増やした設定のせいで主人公の余計な苦労が増えているなあ。
終わりで、本当に世界へまで影響を与えることができるよう(なのか、主人公がまだ『現空混在症』を患っているのか知らんけど)だけど、あまり世界レベルの物語にはなってほしくないなあ。すでに3巻まで出ているので、早めに3巻を読もう。