影執事マルクの迎撃

影執事マルクの迎撃 (富士見ファンタジア文庫)

影執事マルクの迎撃 (富士見ファンタジア文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
ヴァレンシュタイン家の広大な庭の木々が倒れた朝、招かれざる客―強大な契約者が三名来訪した。執事・マルクの丁寧な接客の結果、彼に四つの使命が加わった。一つ、屋敷を襲撃した三名の契約者の速やかなる排除。一つ、その契約者たちがいかなる情報を入手し襲撃したのか調査。一つ、在るはずのない存在と現象を許容し、それを理解、対処できる庭師の確保。一つ、…新たなメガネの購入。その使命を果たすため、屋敷を出る許可を美貌の当主・エルミナに申し出たところ、エルミナも一緒に行くと言い出して…。

シリーズ2作目。
『つまり使用人の数が足りない。どう考えても足りない。絶望的に人手不足である。勤務初日から問題には思っていたが、とうとう屋敷の管理に限界が来たのだった。』(P23)アイシャも侍女になって数ヶ月しかたっていないのだから、それ以前のドミニクの苦労がしのばれる。ドミニク、この巻では出番、最後の方にちょこっとしかないけど。ドミニクが、カナメに話しかけているところ、格好を付けさせようとしているけど、話し方が不自然になっているのはちょっと違和感がある。格好をつけようとしたけど混乱して言葉が変になったってこと?
マルク、身ぐるみを剥ぐのを忘れことを後悔しているさまはとても主人公とは思えないねえ。
使用人が2人増えたし、アルバとの敵対関係も解消、とひとまずは人数もある程度数が増えたのでメインキャラが出揃ったというところかな?