影執事マルクの天敵

影執事マルクの天敵 (富士見ファンタジア文庫)

影執事マルクの天敵 (富士見ファンタジア文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
ごきげんよう。あたしはクリスティーナ。そこのマルクはあたしの弟なんですの。―この街にはとっても綺麗な女の子が住んでいるって聞いてやってきたの」真っ赤な口紅にドレス、明るい茶髪は縦ロールというド派手な出で立ちでマルクとアイシャのあとをつけてきた不審者―それは、マルクの姉、ではなく女装の兄・クリスだった。クリスの目的はエルミナとの対面だという。変態兄貴を主から遠ざけようとするマルクの努力もなんのその、クリスは蜃気楼の屋敷に滞在することに。しかも、甘いお菓子とトークであのエルミナを笑わせた!そんな中、侍女のアイシャの様子がおかしくなって…。

マルク、色んなとこから好意をもたれているのに、不憫という印象の方が強いのは何でだろうな。カナメ、キョクト(日本)の出身なのに白(銀?)髪で目の色が緑なのには、なんで?って思う、理由はあるんだろうけど、早めに説明して欲しい。
『それでも、地面に突き刺さった"友達"のありさまを見ると、もうなにもかもがどうでも良くなり、アイシャは脱力したように小さな息を漏らした。』シュールで思わず吹いた。
今までアルバとセリアが組んでいて、怪我をしたがヨハエルという不確定要素がいたからそんなに突出した印象はなかったけど、今回で屋敷の人間の戦力がやたら強くなってしまったなあ。あとがき、短編をペース良く発表しているようなので、そっちも読みたい、もう既刊で出ているのかな?そうだとしたら、そこまで早く読み進めなきゃ。