とある魔術の禁書目録 22

少女を守りたい、三人の少年の想いは届くのか……!! 科学と魔術の物語、ついに決着!
 ローマ正教の暗部『神の右席』最後の一人、右方のフィアンマ。彼の企てる『計画』が、ついに発動する。
 第三次世界大戦下のロシア上空に浮遊した巨大要塞『ベツレヘムの星』。
 十字教信者だけでなく、全世界の人間を「救う」と言われるそれは、しかし人類史上でも未曾有の大災害が発生することを意味していた。フィアンマが『浄化』と呼ぶその謀略が蠢く中、三人の少年は自らの想いを胸に戦い続ける。
 浜面仕上は、滝壺理后(たきつぼりこう)の治療を終え、クレムリン・レポートを未然に防ごうと動いた直後、宿敵・麦野沈利と相まみえた。
 一方通行(アクセラレータ)は、大天使ミーシャをかろうじて退け、ついに打ち止め(ラストオーダー)を救う『とある解法』に行き当たる。しかしそれはまさに禁断の一手だった。
 そして上条当麻は、『ベツレヘムの星』計画を食い止めるため、インデックスを解き放つため、単身フィアンマに挑む……! 
(電撃文庫電撃文庫MAGAZINE > 新刊情報より)

フィアンマの『第三の腕』に対して何とか致命傷を負わずにすんでいるというのは、やっぱり上条さんもさんざん戦闘してきたから成長しているのかな?能力の力が増すとかそういう目に見えるものがないから分かりづらいけど。
『「お前、『世界中』なんてものを、本当にくまなく見てまわったことなんてあるのか?そこでどれだけの人が笑っているのか、見たことはあるのか?」』(P37)上条さん、体験伴わない単なる想像だから、フィアンマとたいして変わらないのでは、そうして堂々とハッタリ効かせられるのはすごいけど。
滝壺、『体晶』を使った無理筋の能力で、戦闘には向かなそうなのにレベル4なのは高いと思っていたら、滝壺が『八人目』に達したら超能力開発において学園都市の機能すら超越する、ってすさまじい能力だったのね。
これで、第三次世界大戦も終焉か。あとがきで『次は『救った後』の世界です!!』(P311)ということなので久々に日常パートが多そうで楽しみ。