図書館内乱

図書館内乱

図書館内乱

出版社 / 著者からの内容紹介
相も変わらず図書館は四方八方敵だらけ! 山猿ヒロインの両親襲来かと思いきや小さな恋のメロディを 叩き潰さんとする無粋な良化「査問」委員会。 迎え撃つ図書館側にも不穏な動きがありやなしや!? どう打って出る行政戦隊図書レンジャー! いろんな意味でやきもき度絶好調の『図書館戦争』シリーズ第2弾、ここに推参!
――図書館の明日はどっちだ!?

このシリーズを読むのは、1作目を読んでから実に久々。
『二、恋の障害』小牧、毬江に言うなと堂上に言っていたというところに、強情さというか人間味がいままでなんにも間違わない人だっただけにより感じられる。でも『四、兄と弟』でそのことを堂上につかれても、かえって堂上を追い込めるのは流石。なのか、堂上が論争(あるいは小牧)に弱いのか。
最後に、手塚兄に王子様が堂上だと手紙で意図して意図しないでかは分からないがばらされたあとの、郁が今までの自分の言動を振り返りもだえるのがちょっと笑えた。