Yの悲劇

Yの悲劇 (角川文庫 ク 19-2)

Yの悲劇 (角川文庫 ク 19-2)

内容紹介
大富豪ヨーク・ハッターの死体がニューヨークの港で発見される。毒物による自殺だと考えられたが、その後、異形のハッター一族に信じられない惨劇がふりかかる。ミステリ史上最高の傑作が、名翻訳家の最新訳で蘇る!

前作『Xの悲劇』が面白かったので読む。といっても、前作の内容を思い出そうとしたがろくに思えだせないけど。420ページほどの小説なんだけど、どうも読むのに時間がかかってしまったな。最近はそのくらいの厚さの本を読んでいないからどうも読み終えるまで時間がかかってしまいそうで読み進めるのにしり込みしてしまった。結局ちびちび読んでいたので、読み終えるのに1ヶ月以上もかかってしまった。
やたらと遺伝ということで何でも説明しようとしていることに、時代的にしょうがないことかもだけど、ちょっと脱力。レーンが途中から犯人が分かっていながら結局そのことを言わない理由が『環境の恐るべき犠牲者なのです……機会が与えられても良いではありませんか!』(P419)なのは結構不満。