王国 その3 ひみつの花園

王国〈その3〉ひみつの花園 (新潮文庫)

王国〈その3〉ひみつの花園 (新潮文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
真一郎の亡き友が遺した見事な庭園で、友の美しい義母が妖しく微笑む。恋の行き末にたちこめる暗雲。そんなとき、祖母から届いた翡翠の蛇は、嘆く雫石に新しい時の到来を告げる。孤独の底で未来を見つめる楓、そして身を捨てて楓を支える片岡さん。雫石がふたりと結んだ絆の強さと、自分の運命に気付くとき、眠っていた力が再び輝く。ライフワーク長編はいま深遠なるクライマックスへ。

とりあえず文庫化されている3冊読了。同じシリーズの作品を読むにしても、読もうとは思っていても大抵いつも数ヶ月くらい間が空いてしまうのだけど、読みやすく、一冊あたりのページ数も少ないから間をおかずに読み終えることができた。その4は文庫化されたら買おう。覚えていたらだけど。
真一郎との別れ、なんとなくそんな感じだったから意外感はないなあ。真一郎の死んだ友人、高橋くんの庭、天才の「作品」、どんな庭なのかな。と興味がわくけど、僕には庭の良し悪しはさっぱり分からないからたとえその庭が眼前にあったとしてもそんなに感動することができないだろうなあと思うとちょっと寂しい。
雫石と楓、片岡さんとの関係いいな。