藤原氏千年

藤原氏千年 (講談社現代新書)

藤原氏千年 (講談社現代新書)

内容説明
日本の貴族の中の貴族、藤原一族の物語り。始祖・中臣鎌足から不比等、良房らをへて道長に至り、ついに満天に照り輝く望月ともなった藤原氏。覇気、権謀、栄華、零落、風雅…千年に及ぶその足跡をたどる。

章ごとに藤原氏天皇家の略系図があるのはすごい良かった。
最初の方は資料が少ないからだろうけど、人物が次々に出てきてよくわからんな。そういうのを流しながらではなく丁寧に読まなければいけないとはわかってはいるんだけど。
陰謀多いなあ。資料の引用、日記が多いな。こういうところで日本の日記文学の多さが実感できるなあ。
それまでが藤原氏の栄光の記録だったから、最後の室町時代の貴族の生活を見るとほんとに酷いありさまだなあ。