隋の煬帝
- 作者: 宮崎市定
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2003/03/01
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- 作者: 宮崎市定
- 出版社/メーカー: 中央公論社
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内容(「BOOK」データベースより)
父文帝を弑して即位した隋の第二代皇帝煬帝。中国史上最も悪名高い帝王の矛盾にみちた生涯を検証しつつ、混迷の南北朝を統一し、東洋史において重要な意義を持つ隋時代を詳察した名著。隋国号を考証する「隋代史雑考」併録。
こういった人物史、読みやすくて好きだなあ。年末に宮崎市定さんの著作はじめて読んでから、すごい読みやすいからはまっている。
南北朝時代の中国、すごいすさんだ世の中(笑)。
廃太子が陰謀による濡れ衣を天子(父親・文帝)に弁明しようとした『廃太子は木に登って大声をあげて天子を呼んだ。楊素は文帝に向い、
「廃太子はお気の毒に、つきものにつかれて発狂されたようでございます。もし謁見を願い出られましても、お会いなさらぬほうがよろしゅうございます。」
と先手をうって封じこめてしまった。』(P96-97)このエピソード、なんか恐ろしいな。
エピソードがすごい豊富で面白かった。