学校の階段の踊り場 2

学校の階段の踊り場2 (ファミ通文庫)

学校の階段の踊り場2 (ファミ通文庫)

内容紹介
「走らずにいられない者たち」へ贈る学園グラフィティ!
晦日の夜に神社の1000段におよぶ階段を駆け上がる恒例イベントで起こった騒動『年越しの階段』、バレンタインチョコを幸宏に渡す三島&御神楽の乙女心を描く『恋愛とチョコレート』&『チョコレートと恋愛』、卒業間近の九重、刈谷、遊佐、中村の微妙な四角関係『エンドレスフォー』、そして新学期、天栗浜高校に入学した井筒奈美は階段部と出会う――『予兆』。ビバ、青春の無駄足! それぞれの「心の階段レース」を描く待望の短編集第2弾!!

このシリーズもこれで終わり。
恋愛分多めで、階段レースは最初の「年越しの階段」はレースが成立したのか微妙だしこの巻で明確に決着のついたレースがないなあ。「恋愛とチョコレート」三島視点「チョコレートと恋愛」御神楽視点、御神楽の一人称の話は結構好きなので楽しめた。「エンドレスフォー」遊佐、なんというか「頑張り」の似合わないキャラだけど頑張ってるなあ。「予兆」新編開始っぽい雰囲気の短編だけど、あとがきによると、第二部スタートというつもりはないそう(可能性はゼロではなさそうな感じだけど)。美冬の出番がなかったのは残念。