狼と香辛料 16

狼と香辛料〈16〉太陽の金貨〈下〉 (電撃文庫)

内容（「BOOK」データベースより）
鉱物商・デバウ商会によって新貨幣が発行され、自由と希望の町となるレスコ。ロレンスはその町で、ホロと共に店を持つことを決める。しかしその矢先、ホロとロレンスの前にコルの頭陀袋を持った人物が現れ、二人はデバウ商会の内部分裂による大きな事件に巻き込まれることとなってしまう。ホロは、禁書を得るためコルとエルサを追ってキッシェンへ。ロレンスは、デバウ商会に追われミューリ傭兵団とともに雪山を越えることになる。バラバラになってしまった二人の運命は―?行商人ロレンスと賢狼ホロの旅を描く新感覚ファンタジー、ついに本編感動のフィナーレ。

最終章。だけど後日譚をエピローグで書くようで、まとまっていない短編もあるらしいのでまだしばらく（エピローグは単体で１冊？なのかエピローグと短編で１冊なのか）は続くのか。
ヒルデ（兎）最初哀れに思ったけど、恐ろしく黒くてすごいなあ。ロレンスたちは逃げる選択肢があるけど、ヒルデとミューリ傭兵団はすごい追い込まれているなあ、しかしヒルデ、エピローグでどういう落としどころでデバウ商会と和解をするのか気になる、あの窮地から巻き返した手腕があればもう心配ないだろうけど。ロレンス、最終巻なのに無力感を味わってばかりで見せ場がないなと思っていたら最後の最後で美味しいところもってくなあ。