日本の歴史 7 鎌倉幕府

日本の歴史 (7) 鎌倉幕府 (中公文庫)

日本の歴史 (7) 鎌倉幕府 (中公文庫)

出版社 / 著者からの内容紹介
源頼朝鎌倉幕府を開く。まったく新しい武家政権の誕生である。守護地頭の新制度、堅い結束と目まぐるしい離反抗争など、鎌倉武士の息吹を伝える。

「やる夫鎌倉幕府」を読んでからだから名前でなんとなくでもイメージ(とAA)が浮かんで、そういう読書って面白いなあ。この本も文章読みやすくていい、このくらいの厚さの歴史の本で読み終わって珍しく、ようやく終わったではなく、もう終わりかと感じてしまうほど。鎌倉時代の本、もっと読みたくなってきたなあ。
大江広元『成人してからは一度も涙を流したことがないという冷徹な人物である。』(P126)そんな風に言われていたのか。
大姫入内問題、解釈の隔たり大きいな。35年前の本だからか、愛情による失策と書かれているけど、「やる夫鎌倉幕府」では娘の死すら利用した、というふうに描かれている。個人的には「やる夫鎌倉幕府」の解釈の方が個人的には好みだけど。
『『新古今集』を生み出す中心となった歌壇は、わずか二十人ばかりの歌人によって形作られていた。そしてこの二十人ばかりの選ばれた歌人たちが同時に新しい歌の読者でも会ったのである。』(P356)歌壇、狭いなあ。