昭和史 1926-1945

昭和史-1945 (平凡社ライブラリー)

昭和史-1945 (平凡社ライブラリー)

内容(「BOOK」データベースより)
授業形式の語り下ろしで「わかりやすい通史」として絶賛を博した「昭和史」シリーズ戦前・戦中篇。日本人はなぜ戦争を繰り返したのか―。すべての大事件の前には必ず小事件が起こるもの。国民的熱狂の危険、抽象的観念論への傾倒など、本書に記された5つの教訓は、現在もなお生きている。毎日出版文化賞特別賞受賞。講演録「ノモンハン事件から学ぶもの」を増補。

読みやすいんだけど、日本軍があんまりにも愚かで政府の外交政策が悪手の連発すぎるので見てられなくなっちゃって、なかなか読み進めることができなかったがようやく読了。この時代の歴史もっと知りたいとは思うんだけど、読んでいてひどくしんどいから結局実際に読んでもなかなかこの時代のことをろくずっぽ覚えることができない、そんなんじゃいけないとはわかってはいるんだけど、、、
戦争がすぎて、いちばん読んでいてつらいところが終ったから「昭和史 1946-1989」はある程度はやく読めそう、この本を読むのに時間がかなりかかったから読み始めようと思うのにはしばらく時間がかかるだろうけど。
1930年くらいで『たとえば、機関銃で言えばイギリス軍二十万丁、ドイツ軍五十万丁、対して日本陸軍はわずか千二百丁でした。戦車は英仏三十五万輌、ドイツ軍六万輌。対して日本は三百輌しかない。しかも修理能力はほとんどなし。火力・機動力ともに列強陸軍からすれば数百分の一の実力でしかない』(P60-61)って結局負けるまで意識は変わらなかったんだろうから、その後も差がつくばかりだったと思うんだがその程度の戦力でよく何年も戦争続けていたな。