空色パンデミック 4

空色パンデミック4 (ファミ通文庫)

空色パンデミック4 (ファミ通文庫)

内容紹介
狂騒と純真の「ボーイ、ミーツ、空想少女」、終幕。
最近、仲西景の様子がおかしいことに俺、青井晴は気づいていた。穂高結衣の発作に巻き込まれ続けた彼は、自らも「現空混在症」という病に蝕まれていたんだ。幻聴や己の中の別人格に悩まされ、現実と空想の狭間で苦しむ彼は、やがて恋人の結衣の存在すら忘却してしまった。彼女は失意の中で、それでも仲西を救う方法を探している。そして俺もまた、あいつを救うために、ある「芝居」を計画したんだ――。

おお、もう完結か。短編集ふくめて5冊で終わるなんて、こうした人気のある作品では珍しいなあ。というかふだん利用している駅前の本屋がライトノベルの棚を縮小して電撃と富士見ファンタジアしか置かなくなってしまっていたから、発売していることをしばらく気がつかんかった。
綺麗に物語を終結させていてシリーズ中ではいちばん好みかも。ピエロ・ザ・リッパーとか新たに出てきた良くわかんないのとかはいるが、まあそれを語ると別の物語になっちゃうしね。
本田誠さんは安定して面白いものを書いてくれそうなので別のシリーズが出たら絶対買う。