NECK

NECK (講談社文庫)

NECK (講談社文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
首で分断された想像力が、お化けを作りだすんやで―幼少体験をもとにした「ネック理論」の真実。首から下を埋められた三人の、地獄の一日。山奥に潜む恐怖の首物語。首の長い女の子が巻き込まれた殺人事件…映画原案、舞台原作、そして書下ろしを含めた、4つの「ネック=首」の物語。

舞城さんの小説を読むのは久々だけど相変わらず非常に読みやすかった。最近余り集中できないので10ページ、20ページくらいしか連続して読めないことが多かったので、久々に100ページ単位を疲れたりせずに読めるというのはいいねえ。
ホラー苦手だけど、これは不思議と無理せずに読めた。それぞれの作品のつながりは題名の「首」だけ?なのかな、なんかつながりを見逃していないかちょっと気になる。あと、最初の中篇以外は、戯曲とかシナリオ形式(?)なので、心理描写が少ない分だけ怖さが和らいでいるというのもあるなあ。個人気には最初と最後のが好みだった。
さあ次はすでに買ってある、「ディスコ探偵水曜日」か、それを読む前に以前から興味があった「九十九十九」でも読むか。