変態王子と笑わない猫。

変態王子と笑わない猫。 (MF文庫J)

変態王子と笑わない猫。 (MF文庫J)

内容(「BOOK」データベースより)
横寺陽人は頭の中身が煩悩まみれな高校二年生。ひょんなことで“笑わない猫像”に祈ったら、心で思ったことがいつでもどこでも垂れ流しになってしまった!人生の大ピンチを救ったくれたのは、クールでキュートな無表情娘、筒隠月子―「頭の先から尻尾の終わりまで撫でまわしたくなる感じの子だなあ」「変態さんですね」「ち、違っ、褒め言葉の一種だよ!?」「裁判沙汰の多そうな変態さんですね」「!!??」とにもかくにも猫像のせいで喪われた本音と建前を奪還しようと、ふたりは協力してアニマル喫茶に行ったり水着を買いに行ったりお嬢様のペットになったり―ん?第6回新人賞“最優秀賞”受賞、爽やか変態×冷ややか少女の青春迷走ラブコメ!

「好きラノ」と「ラノツイ杯」両方で新規一位の作品
『ジャージを忘れちゃったのね、君ったら仕方ないなあもう、わたしのジャージを貸してあげるわ、でも一枚しかないから二人で着るのよ、ふふ』(P25)うん、この妄想の意味が分からない。理解を超越しているねえ、さすが変態王子
横寺、本音が隠せないようになって、周囲の環境も悪化したというのに、いっさいへこまない精神力はものすごいな、尊敬に値するよ。小豆梓への調査(ストーキング)をして本人にその内容を脚色を交えながら話すって考えてみるとかなり気持ち悪いが、そのあとの会話には声を出して笑った。
筒隠が横寺のどこらへんにほれたのか本気で分からん。
鋼鉄の王、最後でイメージが変わるなあ、最初はもっと完璧超人タイプのキャラだと思っていたよ。鋼鉄の王の人格矯正力やばい。