変態王子と笑わない猫。 2

変態王子と笑わない猫。2 (MF文庫J)

変態王子と笑わない猫。2 (MF文庫J)

内容(「BOOK」データベースより)
夏が終わる。十六歳のたった一度きりの夏が。いったいぼくは何をして過ごしたというのだろう?大いに焦る横寺陽人は、今日も今日とて空回り。月子に振られ、小豆に振られ、ポン太に振られ―自宅までも消滅した。なんで?どうして?どういうこと!?雷雨のなかにひとり、なにもかも喪って、どこに行くあてすらもない。「それなら先輩。今夜は、わたしの家に泊まるですか」「あ、うん。うん?」…夏の終わりの台風日和。最後の最後に、最高のホームランイベントが待っていた。風呂場の裸。縛られる布団。落ちる手錠。破られる衣服。そして―土蔵に潜む猫?早くも人気沸騰の爽やか系変態青春ラブコメ第二弾。バイバイ、ぼくの初めて―。

『ぼくの人生が詰まされかけたり』(P20)、そういう自覚がありながら、あのような態度を取り続けることができたというのはすごいよ。やっぱ大物だね横寺、変態だけど。
陸上部副部長、また変なキャラ出てきたなあ。
『ぼくの命も光年単位で長持ち!』(P138)光年は時間の単位じゃない、間違いなのか、わざとそう書いているのかわからんな。
猫神、本家本元は家で奉り若死にする、という呪いみたいな条件だが、その家の人間ではない横寺と小豆の願いまでかなえたのは何でだ、この2人も若死にしないかちょっとだけ不安になるよ。
鋼鉄の王、変なキャラクターだな。本気で心配になるほど騙されやすい。そしてラスト、なんでそうなる。このままハーレム展開で進むのならいまいち趣味ではないかも。