ジーヴスの事件簿 才智縦横の巻

ジーヴズの事件簿―才智縦横の巻 (文春文庫)

ジーヴズの事件簿―才智縦横の巻 (文春文庫)

内容紹介
20世紀初頭のロンドン。気はいいが少しおつむのゆるい金持ち青年バーティには、厄介事が盛りだくさん。親友ビンゴには浮かれた恋の片棒を担がされ、アガサ叔母は次々面倒な縁談を持ってくる。だがバーティには嫌みなほど優秀な執事がついていた。どんな難題もそつなく解決する彼の名は、ジーヴズ! 世界的ユーモア小説の傑作選。
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ジーヴスシリーズは前から読みたいと思っていたけど、何冊も出ているのを単行本で買うのは金額的に厳しい(それに個人的には単行本で読むよりも文庫で読むほうがなんとなく読みやすい)から文庫になるのをまっていたので、文庫化はうれしい。短編集。
最後の短編、「バーディ君の変心」はこの本で唯一のジーヴス視点の短編。これはウースターの滑稽さを笑い、ジーヴスの策略にニヤニヤするような短編なんだろうけど、これはいつの間にか講演をさせられるはめになってしまったウースターが可哀想でしょうがなかった。
来月には「ジーヴスの事件簿 大胆不敵の巻」が出るけど、この本とそれは単行本時にはひとつの巻だったのかな?