まもなく電車が出現します

まもなく電車が出現します (創元推理文庫)

まもなく電車が出現します (創元推理文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
芸術棟が封鎖され、困ったクラブや同好会が新たな棲処を探し始めた。美術部の僕は美術室に移動して、無事作品に取り掛かれるかと思いきや、美術部の領地と思しき開かずの間をめぐる鉄研と映研の争いに、否応なく巻き込まれてしまう。しかし翌日、その開かずの間に突如異様な鉄道模型が出現!?表題作を含む五編収録の、山あり谷ありで事件に満ちたコミカルな学園ミステリ短編集。

シリーズ(シリーズ名は帯から察すると、『にわか高校生探偵団の事件簿』シリーズということでいいのかな?)3作(4冊)目。短編集。
ミノ、犯人役として複数回も出てくる登場人物ってかなり珍しいな(古い小説ならそれなりにアルだろうけど)。最後の短編「今日から彼氏」は柳瀬さんとの関係はどうなってしまうのだろうと思っていたが、奈々香さんはちょっと可哀想だけど、最後は落ち着くところに落ち着いてよかった。あとがきで、次刊は長編で文化祭の準備の話と書いてあるから、案外シリーズ続刊は早く来そうかな、一年くらいで新刊来てくれたらすごい嬉しいんだけど。