これはゾンビですか? 7

これはゾンビですか?7 はーい、眠れるチチです (富士見ファンタジア文庫)

これはゾンビですか?7 はーい、眠れるチチです (富士見ファンタジア文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
人は誰しも、二つの顔を持っている。俺、相川歩はごく一般的な高校生のようで、実はゾンビ。打倒クリスのため“冥界最強の人物”と恐れられる女の子に会いに行った。ドアを開けると―ぼふっ。柔らかい何かが飛び込んできた。玄関で女の子にぶつかり、たわわな胸に顔を埋めてしまう。ボインボインな二つの顔を持つ彼女…ネネさんはまったく怒った様子もなく、クリスを倒したい俺に交換条件で、年末のイベントに間に合うよう漫画の原稿を泊まり込みで手伝えという。それを聞いたハルナが、ユーが、セラが、クラスメイトたちがネネさん家に押し寄せることに―って、結局自宅と変わんねぇ。

はじめ、クリスってだれだっけ?と言う状態だったが、前の担任云々でようやく思い出した。三原ってどういう立ち位置のキャラなんだ?アンダーソン君のように、実は一般人じゃないのかな?セラにもフラグ立ってたっけ?相川に好意を抱いているっぽいけどそれまでの経緯が思い出せない。
『「話し合いって言われてもな。こいつは、俺たちを殺そうとした」
「だから?君もクリスを殺すの?それってクリスがしたこととどう違うのかな?」』(P37)こういった法に守られていない、自力救済世界では暴力が誰かや何かを守るために必須になる、それがわかっていて、相川がこうしたファンタジー的(法が弱い時代・世界の)倫理観を許容できていないのをおちょくっているようにしか見えない。詭弁。だから殺すだけの理由があれば躊躇うべきではないと思うが。こういう人を悪意でおちょくるようなキャラは嫌いだからそうしたことを言っているというのもあるが。おわり、ざまあ。