蜘蛛女のキス

蜘蛛女のキス (集英社文庫)

蜘蛛女のキス (集英社文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
ブエノスアイレスの刑務所の監房で同室になった二人、同性愛者のモリーナと革命家バレンティンは映画のストーリーについて語りあうことで夜を過ごしていた。主義主張あらゆる面で正反対の二人だったが、やがてお互いを理解しあい、それぞれが内に秘めていた孤独を分かちあうようになる。両者の心は急速に近づくが―。モリーナの言葉が読む者を濃密な空気に満ちた世界へ誘う。

ラテンアメリカ文学、読むの久々。
会話だけだから読みやすい、けどその分何も考えずにするする読み進めてしまうけど。
話されている映画にどんな意図があるのかね、よくわからん。二人の関係をどう形容すればよいのかもだが。
こういう文学作品読むたび、繊細な精神のふれあいを上手く読み取れず、魅力がよくわからないから、いつかこういった作品の魅力が分かるようになりたいといつも思うよ。