ボディ・アーティスト

ボディ・アーティスト (ちくま文庫)

ボディ・アーティスト (ちくま文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
映画監督の夫を自殺で失ったローレン。精神のバランスを崩す彼女の前に、謎の男が現れる。まともに口を利くことができず、時間の経過も認識できないらしい男は、やがて自殺した夫の声で話し始め、知りえないはずの夫婦の会話を再現し始める。彼に引きずられるようにローレンの「現実」も変化をはじめて…。一人の女性の変わりゆく姿を透明感のある美しい文体で描いた、アメリカ文学の巨人デリーロの精緻な物語。

とても有名な作家さんだから一度読んでみたいと思っていたので、文庫化したのを契機に読んでみた。
こういう文学的なわかりにくいの、いまいち不得手。やたらと描写が細かいのと、あと詩的な文章。詩的な文章は、的外れかもしれないけど森博嗣さんっぽい感じ(他に詩的文章を書く人の作品は、敬遠しているというかあまり読んだことがないからそのくらいの例えしか出てこないだけかもしれないが)。
ドン・デリーロ、この作品だけこういう感じなのかな?もっと物語性が強い作品があったらそっちも読んでみたいが、単行本を買って読んでみようという気はしないから、次に読むのは、いつか他の作品が文庫化したときかな?(何年後になるか知らんが)