戦国関東の覇権戦争

戦国関東の覇権戦争 (歴史新書y)

戦国関東の覇権戦争 (歴史新書y)

内容(「BOOK」データベースより)
戦国時代の始まりも終わりも、実は関東の動向が基準になっていた。その歴史の中心にしたのが関東管領家上杉氏と北条氏だった。両氏の抗争史に戦国時代の本質が隠されている。

歴史の本、久しぶりに読み終えた。2週間ぶりくらいかな?
関東の戦国時代は本当にさっぱり知らなかったのが興味あったので読んだ。戦国時代のことは録に知識がないから、もっとこの時代のこと知ってから読んだほうがよかったかも。
有名な大名はともかく、国人の名前も細かく挙げられているけど、そっちはどういう人(や家)だかさっぱり見当もつかない。
伊勢宗瑞、『室町幕府奉公集伊勢氏の一族』(P14)。小弓公方、ってなに?
上杉謙信、北条と同盟してもさっぱり援護に行かないところとか、「センゴク天正記」でのイメージが強いからかもしれんが、なに考えているのか分からないなあ。
戦国大名と国衆の関係は、『江戸時代の大名家の家中のあり方』(P119)とは異なる。江戸時代なら将軍と外様大名みたいな感じなのかな?
『長尾顕長(由良成繁の次男)も、北条氏と謙信の同盟成立を受けて、永禄十二年のうちには謙信に従っている。しかし館林領は、かつてその養父景長の代の永禄五年(一五六二)に赤井の滅亡にともなって謙信から新たに与えられたものであったため、従属と共に没収されてしまった。』(P168)なぜ従属したら、従属した人から与えられたものが没収されるのかよくわからん。
敵の敵は味方という言葉が良く理解できる、同盟の結び方。