帝国の娘〈前編〉―流血女神伝

出版社/著者からの内容紹介
突然、見知らぬ男にさらわれた少女カリエ。なんと、彼女を皇子の影武者に仕立て上げるのだと言う。訳もわからぬまま、様々なことを仕込まれていくカリエだが。陰謀渦巻く王宮ロマン。

流血女神伝シリーズ前から気になっていたがようやく読了。よく行く何店かの本屋を探しても不思議とどこにもなかったから、結局amazonで購入した、最初からそうすれば気になってから何ヶ月もたつのに読めないということもなかったのだけど。ページ数のわりには、紙が厚いのかやけに分厚いから、箱を開けたとき厚さで吃驚した。しかし、この程度のページ数の小説を読了するのに足かけ3日もかかるなど、あいかわらず読書ペースが低空飛行気味。
魔法とかがない中世ファンタジーライトノベルでのファンタジーはほぼ確実に魔法とか超常的要素が入っているけど、それもなさそうなリアル(?)な世界観の中世ファンタジー少女小説ではこういう感じのファンタジーが普通なのかな?
ホルセーゼの英雄譚、特に突飛な話でもないはずなのに、何故か感動した。自分でも分からんが、現在とそんなに隔たっていないこういった英雄譚がある、歴史と現実の繋がりが近い(自分でもよくわからん変な言い回しだが)、ということが好みなのかな、自分。いまいち確信が持てないが。
グラーシカ、親衛隊を率いて旅をするって、中世のこと詳しくないけど他国でも私兵(親衛隊が何人か知らないが)を幾人もつれていくのって普通なのか?と思ったけど、隊って聞くとなんとなく大仰にみえるが護衛何人かと言い換えれば普通か(書いているうちに自己解決)。
ザカリア流血女神、シリーズ名にもなっているが、それにはどういった意味がこめられているのかねえ。