ミレニアム 1 上

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家の違法行為を暴く記事を発表した。だが名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れた。そんな折り、大企業グループの前会長ヘンリックから依頼を受ける。およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘ハリエットが失踪した事件を調査してほしいというのだ。解決すれば、大物実業家を破滅させる証拠を渡すという。ミカエルは受諾し、困難な調査を開始する。

ちびちび読んで、ようやく上巻読了。さっさと下巻も読み終えなきゃ。
なんか久しぶりに海外ミステリ読んだ気がするなあ。
ハリエット失踪事件、それまではハードボイルドとか社会派とかそっち系(両方ろくに読んだことがないが)のミステリ作品だと思っていたが、案外本格っぽい題材がでてきてちょっと驚いた。
『言ってみれば、私は人生のほぼ半分を割いて、たった一日についての情報を集め続けてきたのだ』(P175)すげえ執念だ。
あとがき、『美しくセクシーだが賢いとはいえない典型的な女性キャラクターの男性版としてミカエルを描き、代わりにリズベットにいわゆる”男性的”な性質を持たせた』(P404)なんかこういう試みどっかで読んだけど、なんだったか?というか、ミカエル下巻で活躍するのかと思ったら、コレ読んだら活躍しなさそうだね。それを知ると、穿った見方だが、ミカエルに依頼したヘンリックがなんとなく単なる味方じゃなく怪しく見えてくるなあ。ま、結局は普通に味方なんだろうけど。