人間臨終図巻 1 新装版

人間臨終図巻1<新装版> (徳間文庫)

人間臨終図巻1<新装版> (徳間文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
戦後を代表する大衆小説の大家・山田風太郎が、歴史に名を残す著名人(英雄、武将、政治家、作家、芸術家、芸能人、犯罪者など)の死に様を切り取った、稀代の名著。読みやすくなって新装版で登場。

以前から気になっていたが、新装版が出たのを機に購入。
愛新覚羅慧生、名前でなんとなく男だと思って同性愛で心中か。と思っていたら、ググってみたら、女の人なのね。というか序盤に出てきた中山忠光の子孫か、この人。
孝明天皇、岩倉が毒殺したという疑惑、当時からあったのね。本人否定しているようだし、実際そうなんだろうけど。今でもそうした説を読むくらい根強く残っているねえ。
現代(戦後以降)に出てきている人、犯罪者がなんか多いな。
第一巻で15~49歳までに死んだ人について書いているから感じるだけかもしれないが、こんな有名な人が夭折していたのか、という人がチラホラ。たとえば、木戸孝允とか死んだの44って、そんな早世した印象が無いのでびっくり。