須賀敦子を読む

須賀敦子を読む (新潮文庫)

須賀敦子を読む (新潮文庫)

かけがえのない作家への、愛惜と深い思い……。須賀ファン必読の書。主著5冊を精読し、その文学の精髄に迫る。読売文学賞受賞。

イタリアを愛し、書物を愛し、人を愛し、惜しまれて逝った作家・須賀敦子。深い洞察に満ちた回想風エッセイは永遠の光をはなっている。十代での受洗、渡ったミラノでの結婚、故郷夙川の家族たち……日本とイタリアを往還し、洗練された文章で紡ぎ出された文学の香気あふれる世界。その主著五冊の精読を重ね、須賀敦子作品の真の魅力と魂の足跡を描く。読売文学賞(評論・伝記賞)受賞。
(新潮社 ホーム > 新潮文庫 > 書籍詳細:須賀敦子を読む)

文庫になったので読んでみた。
久しぶりに須賀さんのエッセイ読もうかなあ、と再読する気を促す本だ。というか、須賀さんの著作は河出文庫の全集のもので読んだが、あれだけの量だとところどころで流し読み気味になっている場所が多々あるので、そのうち読まなきゃとは思っていたけど。それに一つ一つ読む分には気にならないが、須賀さん自身についての記述が少なく周りの人についての描写が多いので、一気に読むにはちょっと疲れるから、急いて読まずに少しずつ読もうかな。といっておきながら、結局読めないいつものパターンにはまらないように注意しなくちゃ。