ミレニアム 3 上

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
宿敵ザラチェンコと対決したリスベットは、相手に重傷を負わせるが、自らも瀕死の状態に陥った。だが、二人とも病院に送られ、一命を取りとめる。この事件は、ザラチェンコと深い関係を持つ闇の組織・公安警察特別分析班の存在と、その秘密活動が明るみに出る危険性をもたらした。危機感を募らせた元班長は班のメンバーを集め、秘密を守る計画を立案する。その中には、リスベットの口を封じる卑劣な方策も含まれていた。

 前巻の直後から始まっているので、話に入りやすかった。寝る前に少し読もうと思ったのに、結局読み終える朝まで読んで、最後まで読んでしまった。こうやって集中して小説を読め、のめりこめる喜びをこのシリーズで久々に思い出した。
 『携帯に出ない才能にかけては、誰もミカエルにかなわないでしょうね』(P77)2巻の最後の方でも、3巻でもそういうシーンがよくあるので、的確な評価に笑った。
 ミカエルが図って、病院で拘禁中のリズベッドへPDAを渡すことが出来たシーンはすごい好き。上巻で一番好きなシーン。