アクセル・ワールド 10

アクセル・ワールド〈10〉Elements (電撃文庫)

内容（「BOOK」データベースより）
『遠い日の水音』―西暦二〇四六年、秋。新生“ネガ・ネビュラス”の一員となったシルバー・クロウことハルユキだが、とある過失でバーストポイントを急激に減らしてしまう。窮地に立ったハルユキに、タクムは加速世界の“用心棒”を雇うことを提案する。『最果ての潮騒』―西暦二〇四七年、春。新入生・能美征二の策略によって、かつてない危機に陥ってしまったハルユキ。時を同じくして、黒雪姫は修学旅行先の沖縄で、奇妙なバーストリンカーに“対戦”を仕掛けられていた。『バーサス』―西暦二〇四七年、春。ハルユキはブレインバースト内で、黒い剣士の姿をしたアバターと出会う。次元の壁を越えて、二人の主人公が激突する!待望の特別編。

短編集。もう10冊目か！最近新しいシリーズをほとんど読んでいないからか、もうそんなに巻を重ねていたかという印象。
アクア・カレント、また一人エレメンツが登場！しかし、記憶を消す能力って恐ろしい。
クリムゾン・キングボルトの能力、本当に別のゲームみたいだ（笑）
バーサス、キリトとハルユキの対決。うーん、いつの時点での話かわからんが、少なくとも現時点でのハルユキとキリトが互角というのは壮絶な違和感が。未来の話ならともかく。そうでなければ、キリトの能力がものすごくデチューンされていたとか、全く別の場所につながったから、反射速度が鈍っていたとかいう理由が欲しい。それぞれの作品のファンのために一方的な勝負にすることができないのはわかるけどね。でも、ハルユキは正直強者に対しては負けつづきな印象の一方、キリトは作中最強クラスのキャラだからなあ。
あとがき、SAOとアクセルの『二作品は明確にリンクするものではない』（P333）今までどこかしらでつながるものだと考えていたので、ちょっと残念。