人間臨終図鑑 3 新装版

人間臨終図巻3<新装版> (徳間文庫)

人間臨終図巻3<新装版> (徳間文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
荘厳、悲壮、凄惨、哀切、無意味。本書のどの頁を開いても、そこには濃密な死と、そこにいたる濃密な生が描かれている。稀代の名著。

1,2巻とかは犯罪者とか第二次世界大戦で死んだ人とかが結構多かったが、このくらいの年齢になると、そういう関係の人が大分少なくなってきたのがよかった、そうしたのは個人的には読むのしんどいんで。
フロイスの「日本史」の全貌が明らかになったのが、一九八〇年になってからってかなり最近だということははじめて知った。
古河市兵衛『彼は自分の事業は国益と信じ、かつ当時の金にして一千万円以上の巨費を投じて鉱毒の防除工事につとめたが』(P225)一応私費を出して「鉱毒の防除」をやっていたんだ。なんとなく教科書に載っていた写真が悪人面だったから、わかりやすい悪徳商人だとしか思っていなかったので意外だ。というか、書いていていくらかこの人とはいえ、顔で判断していたということに気づき結構へこむ。反省。
よし、これで人間臨終図鑑もあと1冊だ!