私的2011年読んだオススメWEB読み物メモ WEB小説編

WEB読み物は星とかつけていないうえ、一言感想もつけたりつけなかったりで、自分でもどのくらいの量を読んでいるのかわからないので、半分個人的なメモとして面白かったやつをあげてみる。といっても読んだもの、全部覚えているわけではないから面白かったけど、題名とか存在を度忘れしているものも結構あると思うので、かなり不完全だが。
とりあえず今日は、WEB小説編。面白かったものをあげてみると、改めてファンタジーが多いなあ、それが僕の好みなのか、WEB小説にファンタジーが多いからそうなるだけかはよく分からないが。
2011年は結構WEB小説とかを読んだけど、読めば読むほど「ログ・ホライズン」「魔法科高校の劣等生」がいかに頭抜けて優秀だったかがわかった。
あれほど(ある程度)万人受けする面白い作品は他にはないわ。


WEB小説
オーバーロード
 年間ベストにもあげたので、感想はそっちで。
「ソリオンのハガネ」
 ファンタジー異世界と日本がつながるタイプの。展開とかはまだ学園規模の小さな展開のみで、大きな展開が無いけど、面白い。というか、ファンタジーで学園物(というには学園以外での進行が多いけど)というのは個人的にはめちゃくちゃ好みだ。文章とかは普通のファンタジー系のライトノベルと比較してもそう変わらないんじゃと思うくらいだ。少なくとも文章が駄目で読むのを病める人はいないんじゃ、WEB小説の中でも上位クラスにオススメ。WEB小説のなかでは安心して読める、珍しい作品。というか、普通に毎回読めるような作品って案外少ないね。
主人公たちが最初から強かったわけでなく、自身で強さを手に入れたからか、俺tueee系にありがちな主人公の力と人格のちぐはぐさがなくていい。
「− Arcana Online −」
 主人公に個性があるのがいい!WEB小説にでてくる主人公、基本無個性な奴ばかりだから、個性的ってだけでも相当高評価ですよ。しかも、この主人公のように魅力的ならなおいい(バカだけどね)。(例えば、「鬼畜外道より愛をこめて」の長所は正直は主人公たち(というには違和感を感じる面々)のぶち抜けたDQNっぷりという個性くらいだけど、個人的にはそれだけでほとんどの「なろう」小説より上だと感じるもの。)
 めちゃくちゃ笑った。段階的なデスゲームというのも面白い。
「リアデイルの大地にて」
 ゲーム世界→異世界転移もの。主人公に現代人的な感覚が残っているからか、下手に出ているが、下手に出る理由がない時での過度なフランクさが、ちょっと鼻につく、他の「なろう」小説にありがちな凡庸でつまらない小説と違って、読みやすくて、面白い分だけ、そうした欠点、主人公の異物感とそのことを主人公が頓着しないこと、が気になる。他のWEB小説とかにありがちな欠点がそのままなのがなあ。 「オーバーロード」を読んでいるときも思ったけど、どうも僕には主人公がトリップした先で力を持っているなら、それ相応の態度をして欲しいという感情があるようだ。つまり、誰に対しても(敵意を向けられたり、高慢な態度を取られたり、明らかに軽んじた態度をとられても)下手に出ることをやめて欲しい、(そうした人は、見知らぬ人に対して)不自然なほどにフランクさや大盤振る舞いは控えて欲しいということ。
理想のヒモ生活
 着想面白いが、設定的にアクションが出来ないから仕方がないんだろうけど、いまいちもりあがりが足りない。それでも安定して面白いけど。
暗黒大陸-成り上がり系VRMMOトリップ物」
 主人公の割り切りっぷりが素敵。ただ、最近休止中。改訂版いつ来るかなあ、エタんなければいいけど。
「大友の姫巫女」
 主人公の一部性癖が苦手で、どうも好きなジャンルでこんな面白いのに、大好きとは決していえないもどかしさ、性癖が普通であったり書かれていたりしなかったら主人公であってくれたなら文句がなかったのに。それでも、面白いのは面白いんだけどね。
 arcadiaからいつの間にか消えていてどうなったのかと思ったら、現在は「大友の姫巫女 保管庫」という独自のホームページ作ってそこで公開・更新している。
「現代ギルド」
 文章も読みやすいし結構好きなんだが、俺tueee系だけど、異世界転移モノとか出ないのも良い(「なろう」の異世界転移ものでの序盤のテンプレ的でご都合主義的展開には、例:転移した先で始めてあった住人(ヒロインになること多し)に対しての接し方のわざとらしさとか、正直あきて読んでいてひとつも面白くないので)。 「なろう」小説は序盤を読んでいて非常にストレスがかかるのが多いが、これはそういうストレスがかからないのはいいね。
 まだ序盤の上もう3ヶ月も更新がなく、エタっているのかどうかすらわからんし、安定したペースでの更新に期待できないが難点。
「ドラゴンテイル 【オリジナル 異世界 ハイファンタジー】」
 普通の中世ファンタジーと違い、暗黒の中世とか古代とかそんな様相のリアル(シビア)なファンタジー。『設定した強さでサイコロ振ってみたんですが』などと作者が言っているので、もしかしてサイコロで展開決めているのかね?それとも、振ってみて参考にするだけかな?
 好みとは大分ずれているけど、文章がこなれているから、読むのにストレスがかからないのがいいね。
「鍛冶屋とかはじめてみました 」
 ゲーム世界へ転移したときの部分は省かれ、ある程度この世界に適応しつつあるところから始まるのはいい。転移直後の話は似たり寄ったりでどれもこれも同じように、よっぽど例外的な文章力とかオリジナリティーがあるものは除いて(でもWEB小説にそんなもの期待するほうがおかしいでしょ)、酷くつまらないものばかりだから。
 ゲームに似た世界ではなく、ゲーム世界に転移したため、用兵だったり補給がおかしく、その点で主人公が活躍する余地があるというのはいいね。活躍できる理由は世界が歪な点にあるという発想はすごくいい。ある程度の文明がある世界なら、大概転移しても主人公が個人としての能力はともかく治世能力での活躍をみせるとなると、どうしても(WEB小説とかの水準では)その世界の人々がアホに見えたり、ご都合主義に思えたりしてあまり面白くないから、同じ活躍でも世界の歪さ故に活躍できるという理由付けはすごくいいと思う。
「死の司る島」
 ホラー読まないからこの作品の細かいジャンルがよく分からないが、ゾンビ・サバイバルと書いておけばとりあえず分かるかな。
 ハッピーエンド好きなので、正直終わりは好みではないけど。WEB小説でこういうジャンルを読むの初めてだが、普通に読めた。
 ストレスなく読めるような文章、まあWEB小説とか読んでいるとその下限ががんがん下がっていく気がしているので、ちょっと自信ないけど、少なくともWEB小説の中ではいいほうなんでは。

二次創作
「神と俺のコイントス ネギま オリ主TS物」(ネギま
 ネギまの二次で一番好きかも、TS物で他の人にも結構元男とバレているというのも珍しいねえ、主人公が女になったのは自分の意思でないし。
 読む前は、TSというからなんとなく転生モノかなと思っていたが、そうじゃなくオリジナルキャラクター、そして作者さんは世界設定を結構独自に付け足しているねえ。
 まあ、物語の展開を知っていて干渉するという形式の作品はつまらないのばかり(それどころか読んでいて不快になるようなものもかなり多い)なのでよかった。
「異常たる者の未来模様(めだかボックス二次創作)」
 めだかボックスの二次創作って珍しい。安定して読めるし、結構面白い。
「田舎の貴族は土を嗅ぐ」(ゼロ魔
 転生ものだけど、転生前はサイトと同じ世界の住人。
 主人公の口調のせいで読みにくいが、ジョルジュがキレているところには5分くらいすごく笑った。思い出しても顔がにやける(笑)
 最近はちょっと微妙だけど。あるいは最新話が更新されるごとに読んでいるけど、ある程度まとまった分量で読んだらまた違うのかもしれないけど。
「IS ―イノウエ シンカイ―」(IS×ACfa)
 ACfaサイドは知らないけど、面白い。真改、いいキャラだね。
 真改は最近gdgd迷っていたので、どうも戦闘シーンで負けシーン続いたので活躍シーンが待ち遠しかったが、ようやく覚醒イベントがきたので、ようやく久々の活躍シーンが見れそうで楽しみ。