揺れるイントゥ・ザ・ブルー フルメタル・パニック!


内容(「BOOK」データベースより)
うだるような夏。ちょっとした冒険もなく、ロマンスもなく、ひたすら生徒会の雑務に追われる千鳥かなめの夏休みは、そのひと言で激変した。「ふたりだけで、南の島へ行こう」世界最強の戦争ボケ男・相良宗介らしからぬ突然の誘い!戸惑いながらもかなめはときめきを隠せない。だが、それは甘酸っぱいひと夏の出来事であるわけもなく、命がけのスリルと恐怖への特急券であったのだ!危険な化学兵器解体所を襲った“猛毒”と呼ばれる朱い鋼鉄の悪魔が、宗介とかなめを追いつめていく!テロ事件の裏に潜む巨大な陰謀!そしてふたりに、残忍な殺人鬼は迫っていた!!お待たせっ!超人気シリーズ、ファン待望の書き下ろし長編。

年末年始に何冊かペース良く読んでいたが、しばらく間が空いてしまったが、ようやく読了。これを読み終えてからは、再び結構ペース良く読めている。
今回は、ストーリーがあんま進んでないなあ。面白かったけどね。特にクルツや宗介の船中での生身での戦闘シーンが好きだ。テッサたちの、今まで見られなかった類の活躍シーンも見られたし。
『ちなみにいまのは我が祖国・日本の柔術だよ。ジョォ〜ン』(P244)ガウルン、日本人だったの!いや、既にその情報は出ていて、忘れているだけかもしれないけど。
ガウルンは――死んだ』(P361)前も死んだと思っていたのに生きていたから、本当かどうか怪しいもんだ。死体を確認してないと、こうした断定はフラグっぽく感じちゃう。
ラストの釣りのシーンはいいね。