3月に読んだ本のまとめ

3月の読書メーター
読んだ本の数：59冊
読んだページ数：20009ページ
ナイス数：6ナイス

砂の覇王〈3〉―流血女神伝 (コバルト文庫)
読了日：03月31日 著者：須賀 しのぶ
文庫　銃・病原菌・鉄　（下）　1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
読了日：03月31日 著者：ジャレド・ダイアモンド
龍樹 (講談社学術文庫)
読了日：03月31日 著者：中村 元
少女不十分 (講談社ノベルス)
読了日：03月30日 著者：西尾 維新
The Indifference Engine (ハヤカワ文庫JA)
読了日：03月30日 著者：伊藤 計劃
花神 (下巻) (新潮文庫)
読了日：03月30日 著者：司馬 遼太郎
天地明察
読了日：03月30日 著者：冲方 丁
生徒会探偵キリカ1 (講談社ラノベ文庫)
読了日：03月29日 著者：杉井 光
ストライク・ザ・ブラッド〈1〉聖者の右腕 (電撃文庫)
読了日：03月29日 著者：三雲 岳斗
せまるニック・オブ・タイム―フルメタル・パニック! 10(富士見ファンタジア文庫)
読了日：03月29日 著者：賀東 招二
待ち伏せ (新潮文庫―剣客商売)
読了日：03月29日 著者：池波 正太郎
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。４ (ガガガ文庫)
読了日：03月28日 著者：渡 航
文庫　銃・病原菌・鉄　（上）　1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
読了日：03月28日 著者：ジャレド・ダイアモンド
まよチキ！10 (MF文庫J)
読了日：03月28日 著者：あさのハジメ
ウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネー (電撃文庫)
カードが高額でやり取りされるということで、遊戯王みたいな世界観の話なのかなと思って読んでみたけど、普通にバトル・スポーツ競技（コロシアム）系統の話で、カードの要素はそんなにないなあ、カードは魔法の巻物みたいな扱い。 主人公の性格が捻くれているのはわりと好き。ツンデレ、というかマンガなどでいる、不良だけでいい奴という感じの人。最後の陽月との会話のように、自分の元の意見に固執せず、反省できて、かといって相手の意見を全面的に受け入れるでもなく、自分の意見を修正できる柔軟性、そしてそれを口に出せる率直さはいいね。
読了日：03月27日 著者：三河 ごーすと
明治天皇を語る (新潮新書)
読了日：03月27日 著者：ドナルド キーン
子どものための哲学対話 (講談社文庫)
読了日：03月26日 著者：永井 均,内田 かずひろ
つどうメイク・マイ・デイ―フルメタル・パニック! 9 (富士見ファンタジア文庫)
読了日：03月26日 著者：賀東 招二
剣客商売〈8〉狂乱 (新潮文庫)
読了日：03月26日 著者：池波 正太郎
極北からの声―フルメタル・パニック!サイドアームズ〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)
読了日：03月25日 著者：賀東 招二
フルメタル・パニック! 燃えるワン・マン・フォース (富士見ファンタジア文庫)
読了日：03月25日 著者：賀東 招二
花神 (中) (新潮文庫)
読了日：03月25日 著者：司馬 遼太郎
フルメタル・パニック! 悩んでられない八方塞がり? (富士見ファンタジア文庫)
読了日：03月24日 著者：賀東 招二
剣客商売〈7〉隠れ蓑 (新潮文庫)
読了日：03月24日 著者：池波 正太郎
モーダルな事象―桑潟幸一助教授のスタイリッシュな生活 (文春文庫)
読了日：03月23日 著者：奥泉 光
つづくオン・マイ・オウン―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
読了日：03月22日 著者：賀東 招二
新妻 (新潮文庫―剣客商売)
読了日：03月22日 著者：池波 正太郎
音程は哀しく、射程は遠く―フルメタル・パニック!サイドアームズ (富士見ファンタジア文庫)
読了日：03月21日 著者：賀東 招二
日本の歴史〈10〉下克上の時代 (中公文庫)
読了日：03月21日 著者：永原 慶二
安心できない七つ道具?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
読了日：03月20日 著者：賀東 招二
剣客商売〈5〉白い鬼 (新潮文庫)
読了日：03月20日 著者：池波 正太郎
李陵・山月記 (新潮文庫)
読了日：03月20日 著者：中島 敦
踊るベリー・メリー・クリスマス―フルメタル・パニック!
読了日：03月19日 著者：賀東 招二
あてにならない六法全書?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
読了日：03月19日 著者：賀東 招二
花神〈上〉 (新潮文庫)
読了日：03月19日 著者：司馬 遼太郎
どうにもならない五里霧中?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
読了日：03月18日 著者：賀東 招二
天魔 (新潮文庫―剣客商売)
読了日：03月18日 著者：池波 正太郎
終わるデイ・バイ・デイ〈下〉―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
読了日：03月17日 著者：賀東 招二
終わるデイ・バイ・デイ〈上〉―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
読了日：03月17日 著者：賀東 招二
仏教誕生 (講談社学術文庫)
読了日：03月17日 著者：宮元 啓一
同情できない四面楚歌?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
読了日：03月16日 著者：賀東 招二
陽炎の男 (新潮文庫―剣客商売)
読了日：03月16日 著者：池波 正太郎
午後からはワニ日和 (文春文庫)
読了日：03月15日 著者：似鳥 鶏
新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈4〉 (電撃文庫)
読了日：03月14日 著者：鎌池 和馬
辻斬り (新潮文庫―剣客商売)
読了日：03月14日 著者：池波 正太郎
知っておきたい日本の神話 (角川ソフィア文庫)
読了日：03月13日 著者：瓜生 中
ペドロ・パラモ (岩波文庫)
読了日：03月12日 著者：フアン・ルルフォ
アイドライジング!〈4〉 (電撃文庫)
読了日：03月11日 著者：広沢 サカキ
三匹のおっさん (文春文庫)
読了日：03月11日 著者：有川 浩
剣客商売 (新潮文庫―剣客商売)
読了日：03月10日 著者：池波 正太郎
日本人の叡智 (新潮新書)
読了日：03月09日 著者：磯田 道史
揺れるイントゥ・ザ・ブルー―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
読了日：03月08日 著者：賀東 招二
観光都市 江戸の誕生 (新潮新書)
読了日：03月07日 著者：安藤 優一郎
渡辺京二傑作選?　神風連とその時代 (新書ｙ)
読了日：03月06日 著者：渡辺 京二
レクイエム (白水Uブックス―海外小説の誘惑)
読了日：03月05日 著者：アントニオ タブッキ
鳥類学者のファンタジア (集英社文庫)
読了日：03月04日 著者：奥泉 光
ココロコネクト ユメランダム (ファミ通文庫)
読了日：03月03日 著者：庵田 定夏
江戸の旗本事典 (講談社文庫)
読了日：03月02日 著者：小川 恭一
世に棲む日日〈4〉 (文春文庫)
読了日：03月01日 著者：司馬 遼太郎

2012年3月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

ラ/////5/////10/////15/////20/////25
小/////5/////10/////15/////20//
歴/////5//
思////
そ/

「日本人の叡智」はその他換算

ライトノベル　25
小説　22
歴史　7
思想・宗教　4
その他　1

3月に読んで特に面白かったもの

花神

花神〈上〉 (新潮文庫)

花神 (中) (新潮文庫)

花神 (下巻) (新潮文庫)

司馬遼太郎さんの幕末物で、このくらい大きな眼目で、戦争が描写されているのは他に読んだことない――といっても他の司馬さんの幕末物は「燃えよ剣」と「世に棲む日日」くらいしかよんでいないけど、「燃えよ剣」は戦闘と大勢が決まった後の戦争が主で、幕府と薩長が今後どちらが勝つのか分からないといった戦いで、「司令官としての視点」（ここは個人的に重要！つまり戦いの結果を左右できる地位にいるか）で描写されているわけじゃないないですか――が、この位の戦争行為に描写が割かれているほうが、事態がどういう推移しているのか分かりやすくていいね。

ペドロ・パラモ

ペドロ・パラモ (岩波文庫)

4年ぶりくらいに再読。こうして、短くまとまっている物語性が強い作品にはすごく惹かれる。叙情的、詩的で短い作品では、個人的によさはわかりづらい（物語性豊かで、かつ叙情的、詩的であるとかならともかくね）。どこかのブログで、2回目の読書のための本と書いてあるのを見て、現在ちびちびと再々読中（間が空きすぎて、再読といっても面白かったという感想、と幾つかのシーンのぼんやりとした印象程度しか残っていなかったので）。再々読では、段落ごとに、そのシーンの簡単な説明と、段落の時系列を確かめるため、それを書きながらやっているので、まだ3分の1を読み終えたところ。登場人物ごとの関係性も書こうとしたがそれだとさすがに面倒くさくなったので止めて、各段落にでてきたり、言及されたりされた登場人物の名前を書くにとどめている。

龍樹

龍樹 (講談社学術文庫)

『空とは、あらゆる事物の依存関係（relationality）にほかならない。』（P18）一切諸法（あらゆる事物）。空、縁起、中道、仮名、無自性、非有非無は同義で依存関係、相互依存、相互限定。『従来中国、日本の仏教教学においては縁起と諸法実相とは互いに対立する概念であるかのごとくに取り扱われてきたけれども、その両者は本来同一趣意のもの』（P284）なので、諸法実相も縁起や空と同義か。
空は、有（実有）でも無でもない。
『要するに、有と無とはそれぞれ独立には存在しえないで、互いに他を予想して成立している概念であるというのである。すなわち、有と無との対立という最も根本的な対立の根底に「相互依存」「相互限定」を見出したのであった。故に非有非無とはそう語彙前節（相互限定説）に立って始めていいうることであり、無自性および空という二つの概念が縁起から導き出されるのと同様に、中道の概念もまた中観派特有の「相互限定」という意味における縁起に基礎付けられていることを知る。』（P269-70）
非有非無、非常非断『〈有り〉というのは常住に執著する偏見であり、〈無し〉というのは断滅を執する偏見である。故に賢者は〈有りということ〉と〈無しということ〉に執著してはならない』（P270）
「空見」とは、空を有と見なしたり、無と見なしたりする誤りで、『空見とは空という原理を想定する考えであるといえるであろう』（P278）