魔法科高校の劣等生 5 夏休み編+1

魔法科高校の劣等生〈5〉夏休み編+1 (電撃文庫)

魔法科高校の劣等生〈5〉夏休み編+1 (電撃文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
今度の『魔法科』は特別編。ウェブ未公開の最新書きおろし短編を収録。魔法科高校生徒たちの意外なエピソードが紐解かれる。『夏の休日』―雫の別荘に遊びに来た、達也とその友人たち。豪華なリゾート地でバカンスを堪能する中、達也に恋心を抱くほのかが気合いの一大決心を!?『友情と信頼とロリコン疑惑』―十師族・一条家の次期当主、一条将輝。彼の友人である吉祥寺と共に過ごすプライベートとは…?『メモリーズ・オブ・ザ・サマー』―達也と深雪が町にショッピングへと繰り出した。深雪は、デートのようなシチュエーションに心躍らせていたが…。『会長選挙と女王さま』―三年生である真由美が、もうすぐ生徒会会長を引退するという。その後継者に、とある人物を名指しするが…。


+1って生徒会選挙のことか。読むまで、新作の短編が1つあるということで+1なのだと勘違いしていたよ。実際は「友情と信頼とロリコン疑惑」と「メモリーズ・オブ・サマー」の2作が書き下ろしの短編だよね。最近読み返してないからあまり自信ないけど。

「夏の休日」
達也が傷を見られるくだりは、ちょっと改変されている。達也にしては、うかつなところはらしくない気もするが、それをいったらWEB版の妙にもったいぶるようなそぶりもらしいかといったら違うけどさ。マル秘・極秘を惜しげもなく見せていたシーンがなくなったのは、良かったけど。でもフラッシュ・キャストは使っていたけどねえ。表にも内面にも出ていないけど、行動を見ると達也もテンション上がってんのかな(笑)あとがきに、醒めたら負けとあるので、こうしたつっこみも野暮なんだろうけど。
深雪の達也愛、なんといっていいのか。
「優等生の課外授業」
『マイナーな流行』(P96)流行ったというには小規模なムーブメントのことを、簡潔にはどういえばいいのかいまいち言い表す語彙を知らないのでちょっと困っていたが、こういえばいいのか。まあ、ストーリーとは関係のないことですが。
アメリア・イン・ワンダーランド」
里美スバル、「認識阻害」の先天性スキルがあるって、子供時分苦労しただろうなあ。
メン・イン・ブラック、その都市伝説(?)は知らないが、森崎、明智と違うシーンで同じ言葉を想起しているのはちょっと面白い。そんな有名な都市伝説なの?
「友情と信頼とロリコン疑惑」
『広域行政区にシフトした現在の行政制度からすれば「元・石川県」と言うべきだが、人々は、マスコミも含めて、普通に旧都道府県名で場所を特定する。』(P168)あ、この世界って都道府県制じゃないのね。
吉祥寺の司馬深雪評、一体どういう美貌だよw
「メモリーズ・オブ・サマー」
女優(名無し)さんの社長の、深雪評もまた、『見たことのない美貌』と中々ふるっているねえ。
「会長選挙と女王さま」
魔法科高校の生徒会長というのは時に実力行使も求められる役職だから、それだけの制圧力を持っているなら一年生でも面白いんじゃないか』(P288)「制圧力」、学校で求められる能力の単語じゃないなあwww