メグとセロン VII 7
- 作者: 時雨沢恵一,黒星紅白
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/05/10
- メディア: 文庫
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メグとセロンが「大変なこと」に──。
超注目の『メグセロ』シリーズ完結編!
メグの元に、ラプトアからの短期留学生だった“新人君”の出した手紙が届く。手紙の内容について一人思い悩むメグ。思い切ってリリアに相談してみることに──「むむ? メグ宛のラブレター?」「似てるけど……、ちょっと違う」「見ていいの?」「うん。でも、絶対誰にも言わないでね」──相談の結果、手紙の内容について、セロンに確認してみることに決める。そして、例年にない大雪が降る中、新学期が始まり、部室へと集まる新聞部のいつものメンバー。手紙の内容を相談するメグ。しかしそれが、新聞部を巻き込んでの「大変なこと」に発展してしまい──! 『アリソン』『リリトレ』から続くシリーズ『メグセロ』がついに完結。ラストを飾る黒星紅白書き下ろしのカラー&モノクロイラストもお見逃しなく!
(電撃ドットコム > 電撃文庫&電撃文庫MAGAZINE > 新刊情報 より)
このシリーズも常に完結か。あとがきによると、「アリソン」から続いてきた、この世界観の作品もあとは、今まで出てきたメインキャラすべてが出てくる話『オールスター(仮)』を残すのみか。ただ、『オールスター(仮)』は1冊なのか上下とか何冊かにわかれるのかどうか気になる。
サブタイトルから、メグミカには実は婚約者が〜というありがち(!?)な展開かなと想像していたが違った(笑)。
そういえば、前から大陸は他にないといっていたが、島とかは、ちゃんとあるのかな?(それなら、9割近くが海〜云々という説明が、ただ他の文明(?)に出会っていないだけじゃないかとの個人的な疑いが拭い去れるのだけど。)それなら、それで遠方の島に違う文化があってもおかしくないから、少し世界観が広がって想像するだけで楽しい。今明かされている、2大国の対立くらいでしか文化の差異がないというのは、世界観が狭く感じちゃってたから、そうした想像の余地があることに気づけてより楽しくなった。
『「会えないメグミカのかわりに可愛い子を見つけてくるとか、すっぱり忘れることができる怪しい薬を飲ますとか」
「それはお前がやれ、ナータ」
「おいおい、あたしがいくらこんなに可愛いからって、セロンとは付き合えないよ」』(P92)「セロンとは付き合えないよ」という台詞に一瞬?って感じちゃったわ(笑)、「メグミカのかわりに可愛い子」云々をそのままつっかえされて、そういう冗談を言ったのだと、改めてみてからようやくわかった。なんだろう、ナタリアをそういう対象の範疇外の人物として置いていたのかな?我ながら、何故わからなかったかよくわからん。
ジェニー、『謝罪なら、本人に直接言いなさいな』(P108)おい、仕掛け人!(笑)
P214のメグミカのイラスト、驚いているとやたらと幼く見える気が。