あてにならない六法全書? フルメタル・パニック

内容(「BOOK」データベースより)
ウイルスがモレモレで陣代高校は大パニック。ちょっとした手違いから、相良宗介が持ち込んだ細菌兵器が、教室で漏洩してしまった!今度こそ、ホントの絶体絶命?降って湧いた大災難―暴徒と化した生徒たちに残された道は!?人間の尊厳を賭けた聖戦が、平和な学園の中で繰り広げられる…かも?(『五時間目のホット・スポット』より)待望のシリーズ最新刊は、テロリズムに警鐘を鳴らす(?)衝撃の短編集だ。「ミスリル」の美少女艦長テッサ大活躍な幻の快作『女神の来日(受難編)』も収録して、今回も大暴走ぅっ。

読んでから間が空いているからいよいよ書くことが。というか、いつも読んだ時に、気になったシーンやら言葉のページ数を書いて、感想を書く段になって忘れて書くことがなくて困らないようにしているのだが(そのやり方も箇条書きと言うか、断片的でまとまりのない感想になってしまうからよくないというのはわかっているのだけど、それが楽なので止められない、どうしても楽なほうへ流れたくなる恣意が働いてしまう……)、この巻ではそうしたチェック入れた箇所が少ない上に、最初に言ったように読んでから大分経っているから、書くことがなくて困る。

「女神の来日(受難編)」
イラストがあざといなあ。
この短編でのテッサのようにスク水にひらがなで名前を〜、というシーンはコメディ系の作品とかで結構あるけど、どこがいい(?)のか(というより、どういう反応するべきか〈どういう反応を狙っているのか〉)がわからず、そうしたシーン見るたびに微妙な気分になる。あと左?(それとも上?)の文章を書いているときに思ったんだが、カッコの中にカッコをもう1つ入れたい場合は、どういうカッコを使えばいいのだろうか。

『そんな……。きっと、幻聴です!わたしに彼を渡すまいとする、あなたのさもしい深層心理が、ありもしない声を――』(P268)さもしいwww

あとがきの「的外れのエモーション」についてのコメントで、『椿のような、いかにもマンガ然としたキャラは、実は私の引き出しにはあまりないタイプです。』(P305)他はいかにもじゃなかったのか(驚愕)。短編のコメディでのキャラは、全部マンガ的なものだと思っていたので驚きだ。