人類は衰退しました 7

人類は衰退しました 7 (ガガガ文庫)

人類は衰退しました 7 (ガガガ文庫)

内容説明
メディアミックス進行中!TVアニメ開始!

わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は"妖精さん"のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の"調停官"であるわたしのお仕事。最近はクレーム受付担当ですが……。「クスノキの里に学校を!」歴史を逆再生するスローガンによってわたしに回ってきた教師役。三人の問題児は、妖精さんの道具を使ってやりたい放題? わたしも暴走!? 田中ロミオの小説デビュー作!!

 イラストが変わってから買うのは、既刊を改めて買っていないのではじめてだが、アニメでも見たので違和感はなかった。というか以前のイラストよりも大人っぽくて個人的には好みだ(というか以前のものは、子どもっぽすぎて若干違和感があったので)。

妖精さんたちの、ちいさながっこう」
 ブラックボックス、『一緒に炊けばご飯をふっくらさせ』(P21)他の例は偶然でも怒りえるが、ご飯は、誰かそんなこと試した奴がいるのかよ(笑)
学級崩壊、こういう学内での不和が描かれるようなもの苦手なんだよなあ。「わたし」が開き直ってからは面白かったし、終わりもよかったけど。
「人類流の、さえたやりかた」
 建物への壊滅的な被害には、ちょっと衰退している人類がここから復興していけるのか本気で心配になる。一人でサバイバルやっていたときは、孤立無援でなんとなく物悲しい感じでちょっと苦手、ゴガツビョウの解釈で少しン?と思っていたら(以前もそういう解釈をしていた描写がもしあったら、ごめんなさいだが)、真相にはなるほど。というか、なにがしかの責任が問われそうな状況だったが、「わたし」には処分がないということでいいんだよね?