鋼殻のレギオス 21

内容(「BOOK」データベースより)
王宮を覆い尽くす燃え盛るような剄の煌めき。天を突き焦がす剄が侵入者を威嚇する。この日のために槍殻都市があった。この日のために、全ての武芸者、全ての天剣授受者が存在した。「退け。絶対に通さない」。ハイア、クラリーベルを加えた12の天剣たちの絶技が戦場を蹂躙する。しかし、グレンダンに降り立った災厄の前に、一人、また一人と倒れていく天剣たち。絶体絶命の、その時―。「戦う理由が、僕にはあります」全てを賭けた戦いの行方が、“強すぎた少年”の手に託される。

 本編久しぶりなので、どういう流れでレイフォンがグレンダンへ行くことになったのかすっかり忘れてしまっているなあ。
 ヴァティ、世界の崩壊をしようというのに、天剣何人か相手にしただけで押し切れないというのもなんか変な感じだな、火力不足?女王が前に都市が汚染獣(だっけ?用語も忘れてしまっとるわ)に包囲(?)されたときに遠距離から砲撃して文字通り風穴を開けたのと比べてしまうからというのもあるかもしれないが。
 レイフォン、ようやく覚悟がある程度固まったようで、グレンダンへ突入したがだからといって颯爽と登場して活躍するということができないというのが、またらしいな(苦笑)しかし、いい加減レイフォンの活躍みたいよ。正直レイフォンが活躍できる見せ場があるのは、技能的に戦いの最中くらいしかないんだから、そろそろ活躍してほしい。もう最終決戦であるんだから、このまま終わるとレイフォンがシリーズ当初からどんどん目立たなくなっているので、消化不良といった印象になってしまう。なんか流れ的に華々しい活躍はなしに、泥臭い貢献か補助的な役割に終始しそうな感じであるのが、やっぱり最後くらいは華々しくと思っているので、ちょっと怖いが。