人類は衰退しました 3

人類は衰退しました 3 (ガガガ文庫)

人類は衰退しました 3 (ガガガ文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”のお仕事。…閑職ですが。そんな絶賛衰退中の人類のすべての記録を目指した、ヒト・モニュメント計画の影響で通電することとなったクスノキの里では、“夏の電気まつり”が開催されることに。一方、妖精さんは里帰り。…!?妖精さんがいなくなる!?微妙なお別れののち、わたしたちは都市遺跡の調査に向かったのですが…。

 イラストが変わった後のものを買いなおして、再読。1巻からではなく、3巻を買ったのは好みだからなのだが、ちょうど読み終えた週にやったアニメでその部分が始まったからなんかアニメでやるのを追って買っているように自分で感じてしまい微妙な気分に、いやアニメも好きだけどね。アニメ滅多に見ない(シリーズ通してみるものが年に3本あったら多いほう、というか過去や少し前の有名なものとか出なく、新作を3本見たとしたら今迄で一番多くなるわ)のだが、コレは見ているし。
 助手さんの子どもらしさ(軽率さ)が出ている巻だ。しかし、初読時にも思ったが、遭難して水分が少なくなって本気で死が見えるような描写でハードだなあ。そこが個人的には好きなので、アニメでの大幅カットで、諦念混じりながらひたすら行動してたようなことは描かれなかったのは残念。
『昔の未来社会は複雑ですね。』(P206)なんか混雑した表現だな(笑)。というか、衰退して元に戻る見込みないのに未来社会という形容はちょっと変に感じるな、まあ、単に未来を現すのではなく「未来社会」で科学が発展した社会を表す、お決まりの表現なのかもしれないが。
 O太郎、どことなくKAITOっぽい外見だな。