9月に読んだ本のまとめ

2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:34冊
読んだページ数:10232ページ
ナイス数:2ナイス

江戸名物評判記案内 (岩波新書 黄版 313)江戸名物評判記案内 (岩波新書 黄版 313)
読了日:9月29日 著者:中野 三敏
神無き月十番目の夜 (小学館文庫)神無き月十番目の夜 (小学館文庫)
読了日:9月28日 著者:飯嶋 和一
生半可な学者―エッセイの小径 (白水Uブックス)生半可な学者―エッセイの小径 (白水Uブックス)
読了日:9月28日 著者:柴田 元幸
御馳走帖 (中公文庫)御馳走帖 (中公文庫)
読了日:9月27日 著者:内田 百けん
世界を変えた6つの飲み物 - ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、紅茶、コーラが語るもうひとつの歴史世界を変えた6つの飲み物 - ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、紅茶、コーラが語るもうひとつの歴史
読了日:9月26日 著者:トム・スタンデージ
厄除け詩集 (講談社文芸文庫)厄除け詩集 (講談社文芸文庫)
読了日:9月24日 著者:井伏 鱒二
2 (メディアワークス文庫)2 (メディアワークス文庫)
読了日:9月21日 著者:野崎 まど
シスマの危機 小説フランス革命 6 (小説フランス革命) (集英社文庫)シスマの危機 小説フランス革命 6 (小説フランス革命) (集英社文庫)
読了日:9月20日 著者:佐藤 賢一
蝶 (文春文庫)蝶 (文春文庫)
読了日:9月20日 著者:皆川 博子
和本入門 (平凡社ライブラリー)和本入門 (平凡社ライブラリー)
読了日:9月20日 著者:橋口 侯之介
輪廻のラグランジェ 1 (MF文庫J)輪廻のラグランジェ 1 (MF文庫J)
読了日:9月20日 著者:月見草平
江戸たべもの歳時記 (中公文庫 M 59)江戸たべもの歳時記 (中公文庫 M 59)
読了日:9月20日 著者:浜田 義一郎
渡辺崋山渡辺崋山
読了日:9月19日 著者:ドナルド キーン
丸太町ルヴォワール (講談社文庫)丸太町ルヴォワール (講談社文庫)
読了日:9月18日 著者:円居 挽
極刑 死刑をめぐる一法律家の思索極刑 死刑をめぐる一法律家の思索
読了日:9月15日 著者:スコット・トゥロー
翔ぶが如く〈4〉 (文春文庫)翔ぶが如く〈4〉 (文春文庫)
読了日:9月13日 著者:司馬 遼太郎
黄門さまと犬公方 (文春新書)黄門さまと犬公方 (文春新書)
読了日:9月13日 著者:山室 恭子
名将に学ぶ 世界の戦術 (図解雑学)名将に学ぶ 世界の戦術 (図解雑学)
読了日:9月12日 著者:家村 和幸
ヨーロッパの舌はどう変わったか―十九世紀食卓革命 (講談社選書メチエ)ヨーロッパの舌はどう変わったか―十九世紀食卓革命 (講談社選書メチエ)
読了日:9月12日 著者:南 直人
チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)
読了日:9月12日 著者:
森浩一対談集 古代技術の復権 (小学館ライブラリー)森浩一対談集 古代技術の復権 (小学館ライブラリー)
読了日:9月11日 著者:森 浩一
デート・ア・ライブ2  四糸乃パペット (富士見ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ2 四糸乃パペット (富士見ファンタジア文庫)
読了日:9月11日 著者:橘 公司
原始人の技術にいどむ (国民文庫)原始人の技術にいどむ (国民文庫)
読了日:9月10日 著者:岩城 正夫
魔法科高校の劣等生(7) 横浜騒乱編<下> (電撃文庫)魔法科高校の劣等生(7) 横浜騒乱編<下> (電撃文庫)
読了日:9月9日 著者:佐島勤
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5 (ガガガ文庫)やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5 (ガガガ文庫)
読了日:9月8日 著者:渡 航
下ネタという概念が存在しない退屈な世界 (ガガガ文庫)下ネタという概念が存在しない退屈な世界 (ガガガ文庫)
読了日:9月7日 著者:赤城 大空
神様ゲーム (講談社ノベルス)神様ゲーム (講談社ノベルス)
読了日:9月6日 著者:麻耶 雄嵩
カンピオーネ! 13 南洋の姫神 (カンピオーネ! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)カンピオーネ! 13 南洋の姫神 (カンピオーネ! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
読了日:9月6日 著者:丈月 城
カンピオーネ! 12 かりそめの聖夜 (カンピオーネ! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)カンピオーネ! 12 かりそめの聖夜 (カンピオーネ! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
読了日:9月4日 著者:丈月 城
カンピオーネ! 11 ふたつめの物語 (カンピオーネ! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)カンピオーネ! 11 ふたつめの物語 (カンピオーネ! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
読了日:9月4日 著者:丈月 城
カンピオーネ! 10 槍の戦神 (カンピオーネ! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)カンピオーネ! 10 槍の戦神 (カンピオーネ! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
読了日:9月3日 著者:丈月 城
カンピオーネ! 9 女神再び (カンピオーネ! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)カンピオーネ! 9 女神再び (カンピオーネ! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
読了日:9月3日 著者:丈月 城
子どもの王様 (講談社ノベルス)子どもの王様 (講談社ノベルス)
読了日:9月1日 著者:殊能 将之
カンピオーネ! 8 受難の魔王たち (集英社スーパーダッシュ文庫)カンピオーネ! 8 受難の魔王たち (集英社スーパーダッシュ文庫)
読了日:9月1日 著者:丈月 城

読書メーター

ラ/////5/////10//
小/////5//
エ/////5
ノ/
歴////
詩/
そ////

「江戸名物評判記案内」「和本入門」「ヨーロッパの舌はどう変わったか」はその他換算、「世界を変えた6つの飲み物」「渡辺崋山」は歴史換算、「極刑」はノンフィクション換算
「チャリング・クロス街84番地」「原始人の技術にいどむ」はエッセイ換算


ライトノベル 12
小説 7
エッセイ 5
ノンフィクション 1
歴史 4
詩 1
その他 4

9月に読んで特に面白かったもの
「チャリング・クロス街84番地」

チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)

チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)

 なにが好きって、食料品をたびたび送っているエピソードの書簡での応答が好きだ。ああやって喜んでいるのをみるのは本当に楽しい。
 「クリスマス・キャロル」でも改心したスクルージ七面鳥を届けさせるシーンとか好きだし、そのときの驚いて嬉しがっているのを見たいとおもっていたので、本質的にそういったシチュエーションが個人的に大好きなんだな、とこの本を読んで気がつけた。

「原始人の技術にいどむ」

原始人の技術にいどむ (国民文庫)

原始人の技術にいどむ (国民文庫)

 実践して、色々な人に褒めてもらっているとこまで書いているけど、それが自慢っぽくならないね。いや、自慢っぽく感じても、それが子どもみたいに無邪気だから気にならないだけか。というか著者の実践して得られたもの(原始的道具で、火をつけること、煙まで出せてもそれ以上はかなり難しいらしい)を見せるのは、サービス精神、パフォーマンス精神の表れで、文章も非常に明るく、自分も学問的じゃないと書いているから素直に楽しめる。ジェニー紡績機のところは結局構造がどうなっているのか今でもあやふやだが(苦笑)。他の石器作ったり火をおこしたりをしているところは面白い。
「2」
2 (メディアワークス文庫)

2 (メディアワークス文庫)

 野崎まどの今までの作品の総決算的な作品。発売したとき本屋でみた時、やたら分厚くて、買うのためらっていったん家に帰ったら、それ以降忘れていたが、しばらくして最近野崎まどの本読んでいないと思って、amazonで検索してみたら、この本をそういえば買い忘れていたことに気がついて、ようやく購入。今までのキャラが出てきているのは楽しい。けど、扱っているテーマはいつもと同じ感じだなあ。いや、いつも通り変わらない安心感があるのはありがたいので不満はないが。

渡辺崋山

渡辺崋山

渡辺崋山

 画人としての崋山を書いた、ドナルド・キーンの歴史本。この著者の歴史本は「明治天皇」がすごく読みやすかったので、これも読んだあいかわらずしっかりとした内容を持っているのに、歴史読み物級に読みやすく嬉しいわ。崋山の絵をまとまった数をみたのはじめてだが、思ったより、かなりリアルな肖像画が結構あるんだね。画風が色々あるから、何枚か見ただけじゃわからない作者のようだな。

「極刑」

極刑 死刑をめぐる一法律家の思索

極刑 死刑をめぐる一法律家の思索

 死刑についての本を読むのははじめてだが、この本はそのことを考えはじめるのに、どちらの立場を取っていようと有益な本だと思う。
 個人的には読む前も読んだ後も死刑賛成の立場なんだが、理由含めて説明するのには死刑反対の方が楽かなと思える。死刑が確定していた人が無罪だとわかるケースが、1つの州で何件もあった、というそういう事情があるからよりそう思えるというのもあると思うが。それに僕が死刑に賛成する理由が究極的に心情(「道徳的バランス」)によるものだ、ということを自覚して、そして、それはそれで1つの意見・定見であって、理屈がないといって非難されるようなものでもないということだとなんとなくわかったので、それで安心しちゃった。
『合衆国最高裁判所は死刑適用事件の手続的な条件が独特であることを説明する際に、「死刑は別だ」という言い方をすることがよくある。しかし、殺人もまた、別なのである。この理由から、私は、殺人を他の犯罪と同じ様式で裁くのではこの極度に侮辱的な好意をみくびってしまうことになる、という死刑擁護論者の意見には一理あると考えていた。』『究極の悪に対しては、究極刑があるべきではないのだろうか。これは、仕返しや報復というよりも、道徳的秩序の問題なのである。』(P80)僕が賛成する理由はこういった道徳的バランスのためであると1つの理由で言えちゃうからなあ。だから、ほぼ初見の死刑反対について色々書かれているほうに目が行ったというのもある。