生徒会探偵キリカ1

生徒会探偵キリカ1 (講談社ラノベ文庫)

生徒会探偵キリカ1 (講談社ラノベ文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
僕が入学してしまった高校は、生徒数8000人の超巨大学園。その生徒会を牛耳るのは、たった三人の女の子だった。女のくせに女好きの暴君会長、全校のマドンナである副会長、そして総額八億円もの生徒会予算を握る不登校児・聖橋キリカ。生徒会長によってむりやり生徒会に引きずり込まれた僕は、キリカの「もうひとつの役職」を手伝うことになり…生徒会室に次々やってくるトラブルや変人たちと戦う日々が始まるのだった!愛と欲望と札束とセクハラが飛び交うハイテンション学園ラブコメ・ミステリ、堂々開幕。

 いつ読了したのかわからないほどずいぶん前に読んでいたが、感想を書くまで大分ほっぽらかしていたので、かなり忘れていたわ。
『いつも左手でもくもくとスナック菓子をむさぼり、右手でキーボードをたたいている。』(P12)こういうの見るたびいつも何も食わんで仕事する時間と食べる時間を分けたほうが能率良さそうだといつも思うのだが(食い終わって両手でするとしても手を洗うなりするのに時間かかるだろうし)、実際どうなんだろうか。まあ、同時に複数のこと(そのほかにも喋ったり、報告を聴いたりしているから)をこなせますよ〜、というわかりやすい天才性を現しているだけというならそれはそれでいいんだけど。
 主人公の名前が「ひかげ」で姉の名が「ひなた」って、イジメか!なんらかの深い含意があろうとも、からかいやいじめの種になりかねない名前を親はよくつけたなと呆れるよ。
 表紙の生物、何かと思ったら兎か。イラストとかだと、耳が立っているようなもののイメージがある(実際はどうか知らんが)から、本文中に兎がでてきてようやくこれ兎なのかと気づいた。
 会長、王政復古(生徒総会で権限を生徒会に委譲させ、生徒会長職を前職からの指名制にするの)もいいが、チェック機関はどう作るのか?教師がその役割を担ってくれると考えているのかしら?あ、真面目に考えることではないかw。
 キリカ父、日に5回も精神安定剤を投薬(注射)って(笑)よくそんな人が企業のトップをやっていられるな。危なすぎるだろ。
 いくらキリカを信頼していようとも、株につぎ込む(しかも本人にはリアルと株価が連動したゲームと思わせて)というのは綱渡りすぎて怖いわ。