神様ゲーム

神様ゲーム (講談社ノベルス)

神様ゲーム (講談社ノベルス)

内容(「BOOK」データベースより)
芳雄の住む神降市で、猫の殺害事件が連続して発生!芳雄は同級生と探偵団を結成し犯人捜しを始めることに。そんなとき、転校したばかりのクラスメイト鈴木君に「ぼくは神様なんだ。猫殺しの犯人も知っているよ」と告げられる。嘘つき?それとも何かのゲーム?数日後、探偵団は、本部と称して使っていた古い屋敷で死体を発見する!猫殺し犯がついに殺人を!?芳雄は「神様」に真実を教えてほしい、と頼むのだが、その答えは!?―。

 殊能さんの「子どもの王様」を読んだ後に続けざまに読んだ。どちらも「ミステリーランド」という子供向けのミステリー叢書から新書になった小説。
 ゴールデンイーグルスの帽子と「ゴールデンイーグルス」と一塊で表記しているのが、ちょっと昔だなと感じる。略称って今ポピュラーなのは、イーグルスでしょ、いや野球にそんな詳しくないから断言はできないのだけど。あと、戦隊物についての話が「子どもの王様」とこの本の両方で出てきたのだが、戦隊物って男の子にとってそんな重要なことだったのかなあ、とちょっと考えちゃう。個人的には、戦隊物に熱中した思い出がろくにないので、いや見ていた時期もあった気がするが結局睡魔に抗いきれず、途中から見なくなっていたなあ、今じゃタイトルすら思い出せないし、どの程度の期間見ていたのかもさっぱりわからん、1年未満〜2年近くの間かな?とは思うが。
 父がやたら早く駆けつけたのには疑念を覚えざるを得なかったが、ラストの結末はまったく予想外だったよ。というか、神様本物かい。