流血女神伝 5 砂の覇王3

砂の覇王〈3〉―流血女神伝 (コバルト文庫)

砂の覇王〈3〉―流血女神伝 (コバルト文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
サジェ―妾妃ギュイハムに毒を盛ったという理由で再び投獄されたカリエ。処刑を前に王子バルアンに直訴する機会を得たのだが、バルアンは、カリエの話などろくに聞かず、それどころか、エディアルドとの密通の疑いを調べるために、カリエを抱こうとする!!鳥肌をたてるほど抵抗するカリエ。冤罪を証明し、処刑を免れるためには、カリエはバルアンを受け入れるしかないのだが…。

 4巻を読んでからこの間を読むまでに結構間を空けてしまったので、キャラの名前、エドとカリム以外の名前はすっかり忘れちゃったよw
 マヤルって誰かと思ったら、バルアン(王子)の名前なのね。いや、以前にも出てたと思うが、上記のような事情(笑)ですっかり忘れてしまっていた。
 コルド、王子に向かって「卑怯っぷり」とか普通に言えちゃうのがすごいなw。まあ、そのくらい気の置けない間柄ということだろうけど。
 四公、『以前ならば、彼らが選び、改竄したものを奏上し、皇帝が自動的に署名すれば全て済んでいたのだ。』(P93)ルトヴィアは腐ってんなあ。だからこそ、その中でトップに立ち改革していこうという意気込みのドミトリアスがより光って見えるのだが。
 このシリーズは次の6巻の途中でちょっと挫折中。なんか著者の作風が個人的にはあわないのではとも思いかけているので、10月に文庫化する「芙蓉千里」をとりあえず読んでみて(感想をブログにあげる前に〈上げる前に発売するとは思っていたが〉読了するとは思わなかったw)、それで合わないとわかったらシリーズを読むのを止めるかもしれないし、その本を楽しめたらそのうち読もう。このシチュエーションは苦手だから、読むのに苦労するだろうとわかっているから、読むのに覚悟しなくちゃならないから読むにしても時間はかかるだろうが。